浪江には地区ごとに継承された田植踊がある。多くの田植踊のルーツは富山県から移民してきた者たちによって、伝承された伝統芸能です。2月の第３日曜日に行われるのは請戸地区の「安波祭」。この祭りは常陸風土記によると、茨城県霞ヶ浦の南、旧阿波村の大杉神社周辺は「あんば」と呼ばれていました。航海の目印となる一本の巨大な杉があったことから、大杉大明神は航海の神として信仰され、その信仰は安波信仰として東北の港町に今も残っています。
そんな安波信仰に由来するのが浪江町の安波祭です。